指導者問題は組織の上層部におられれば、
常に立ちはだかる問題であろうと思います。
組織の最高指導者と言いますか、
会社の最高指導者となれば社長ですよね。
しかし、会社のような組織では最高指導者は社長かもしれませんが、
その下には副社長とか部長とか課長とかとか、
指導者としての任についておられる方々はいらっしゃいますよね。
営利目的に組織された会社などや、
公務員などの非営利目的に組織された組織などがありますが、
組織されますと縦の組織にもなってまいります。
従って、最高指導者のみならず組織の長たる指導者としての責任などがあり、
そこには最高指導者のみならず指導者としての後継者問題も生じてまいります。
最高指導者は全ての責任を負うことになりますが、
その下の指導者とても同じかもしれませんし、
時には、指導者としての指導力が問われることもあるかもしれません。
そんな指導者は人柄や指導者としての能力などが問われると思いますが、
指導者にふさわしい能力とはどのようにして判断するのでしょうか？
会社などの組織に長年貢献されて年齢的にも充実されている方や、
社員などからも信頼があり会社などの内と外にも顔が利き、
皆から信頼されておられる方などなどおられると思います。
そんな指導者的な ある本 を読んでいたら印象に残る言葉がありました。
元官僚をされておられた方で、
評論家と言いますか有名な作家の方の本で、
指導者を考えるようなある本を読んでいたら巡り合えた言葉なのですが、
ス～ッと入るような、なるほどと思わせるような内容で、
以下のタイプの方で指導者としてふさわしいのは誰？
的なことが書かかれておりました。
（１）頭は良いしやる気もある
（２）頭は良いがやる気がない
（３）頭は良くないがやる気はある
（４）頭は良くないしやる気もない
指導者ともなりますと勿論責任も生じてまりますし、
仕事の指揮にも関りまた次の後継者の問題にもなりますし、
下の者への指導は 人材育成 や 生産力 にも関わるかもしれません。
そこで、もしあなたが最高指導者として指導者を見極まる場合、
上の４っつタイプならどうしますか？
大概は順序からすれば （１）（２）（３）（４） か？、
或いは （１）（３）（２）（４） でしょうか？
そして、一番上に立たせていけないのは （４） となりますでしょうか？
しかし、その本の作家さんは結論から言いますと、最も指導者としてふさわしいのは、
（２） なんだそうです。
そして、指導者に最もふさわしくないのは、
（３） なんだそうです。
つまり、上のタイプの指導者としての順序とすれば、
（２）（１）（４） であり、（３）は指導者にしてはいけないタイプなんだそうです。
その作家さんの理論からしますと、
なるほど と思わせるような内容なのですが、
指導者として最もふさわしいタイプは、
（２）頭は良いがやる気がない のタイプですが、
つまり、やれることは部下に任せることで自分は高見の見物的で、
間違いそうであれば助言するなり或いは分からないことがあれば指導するなど、
自分的にはやる気が無いから下の者が責任を持ってやらざるを得ない、
従って、下の者は覚えていくし高見の見物している人は頭が良いので、
間違った方向に進むことは無い！
次に、（１） の人は頭が良いしやる気もあるので、
方向を間違えることもなく下の者を引っ張っていくかもしれませんが、
しかし、自分が率先してこなすので下の人は付いていくだけで、
覚えるこが少ないかもしれないし覚えないかもしれないと言う事です。
更に、（４） の人は頭は良くないしやる気もないので、
付いていく人は自分たちで考えながら進めなければならず、
事を見極めながら慎重に事を進めるので逆に覚えて行くと言う事です。
しかし、絶対に指導者にしてはいけないのが （３） のタイプの人とのようです。
（３） のタイプの人は やる気はあるが頭が良くない ので、
良し悪しも分からないままやる気があるので突き進むタイプと言う事で、
良し悪しも分からないから間違った方向であろうとかまわず突き進んでしまう、
絶対に指導者にしてはいけないタイプ と言うことです。
指導者としてふさわしいタイプの順とすれば、
（２） 頭は良いがやる気がない
（１） 頭は良いしやる気もある
（４） 頭は良くないしやる気もない
の順で、絶対に指導者にしてはけないのが、
（３） 頭は良くないがやる気はある
なんだそうです。
指導者としての考え方的な本で なるほど と思わせてくれた本ではありますし、
勉強させていただいた 巡り合えた言葉 のように思えました。
後継者問題には、
いろいろと頭を悩まされることも多いと思いますが、
あなたが指導者にするなら、
どのタイプをお考えになるのでしょう？